8月8日は立秋。とはいえ真夏日・猛暑日が続く日々。秋を感じることはまだまだ先ですよね。ほんの少し日の落ちる時間が早くなったり、ひそやかに秋が手ちあがっているのかもしれません。
子どもの頃はお盆過ぎれば一気に秋だと言われていた東北ですが、温暖化なのかな。そんな言い回しも通用しなくなっています。水分補給と適切なエアコン。滋養のある食生活と良質な睡眠でどうにか乗り切りたいです。
俳句初心者にお勧め本
発売日: 2016年10月13日頃
著者/編集: 辻桃子・安部元気
出版社: 主婦の友社
発行形態: 単行本
ページ数: 528p
ISBNコード: 9784074184323
俳句初心者に鉄板の季語 秋
夏というのは8月8日の立秋から立冬(11月8日頃、2021年は11月7日)の前日までをさします。
初秋(8月半ば)・中秋(9月から10月)・晩秋(11月)の3つに分かれます。今回は夏の季語から時候と天文・地理についてまとめます。
秋の季語:時候
秋の二十四節にまつわる季語
- 【立秋】 りっしゅう:8月7日頃
- 【処暑】 しょしょ:8月23日頃
- 【白露】 はくろ:9月8日頃
- 【秋分】 しゅうぶん:9月23日頃
- 【寒露】 かんろ:10月8日頃
秋・月の呼び名にまつわる季語
- 七月
- 文月(陰暦の7月/陽暦の8月)
- 八月
- 葉月(陰暦の8月/陽暦の9月)
- 九月
- 長月(陰暦の9月/陽暦の10月)
秋の度合いを感じる季語
夏の暑さが収まり冬を迎える様子を季節感を表している秋の季語。
- 今朝の秋、今日の秋(立秋の朝)
- 残暑 秋暑し、秋暑、残る暑さ(立秋の後の暑さ)
- 新涼、初涼、涼新た、秋涼し、秋涼(秋の初めの涼しさ)
- 八朔(旧暦8月1日農家が稔りを願い節供を祝う)
- 八月尽(旧暦8月末日)
- 二百十日(立春から210日台風の季節)
- 九月尽(旧暦の9月末日)
- 秋色、秋の色、秋の光、秋景色
- 秋気、秋気澄む、秋澄む
- 爽やか、爽気、さやか、さやけし
- 秋麗
- 秋彼岸
- 冷ややか、秋冷、朝冷
- 秋寒
- 漸寒、肌寒、漸く寒し
- そぞろ寒、すずろ寒
- うす寒、うそ寒
- 夜寒、朝寒、宵寒
- 見に染む
- すさまじ
- 芋の秋
- 暮れの秋、行く秋
- 冬近し、冬隣
秋の一日 朝昼晩
- 今朝の秋、今日の秋(立秋の朝)
- 残暑 秋暑し、秋暑、残る暑さ(立秋の後の暑さ)
- 新涼、初涼、涼新た、秋涼し、秋涼(秋の初めの涼しさ)
- 八朔(旧暦8月1日農家が稔りを願い節供を祝う)
- 八月尽(秋の朝、秋暁、秋の夜明け
- 秋の暮れ、秋の夕、秋の夕暮
- 秋の夕焼け
- 釣瓶落とし、日暮れ急
- 秋の宵、宵の秋
- 秋の夜、秋夜、夜半の秋
- 夜長、長き夜、夜長人
秋の季語:天文
秋は中秋の名月。昼の青空も夜空も澄んで、天空を見上げたくなる季節ですね。
秋の風や気象にまつわる季語
- 秋風、秋の風、色なき風、金風
- 秋の初風
- 爽らい
- 初嵐
- 秋の声、秋の音
- 萩の声、萩の風、萩吹く
- 盆の風
- 台風
- 鮭嵐、芋嵐、黍嵐
- 雁渡し
- 秋の雨、秋雨
- 秋時雨、秋の村雨
- 秋陰
- 秋の虹
- 稲妻、稲光
- 霧
- 露、露けし
- 芋の露
秋の空にまつわる季語
- 天の川、銀河
- 星月夜、星明かり、秋の星
- 流星、流れ星、星翔ぶ、星流る
- 盆の月(陰暦7月15日盂蘭盆会の月)
- 秋の空、秋空、秋天
- 天高し、空高し、秋高し
- 秋の日、秋日陰、秋日向、秋光
- 秋日和
- 秋晴れ
- 秋旱
- 秋の雲
- 鰯雲、鱗雲、ひつじ雲
秋の月にまつわる季語ち
- 月白、月の出
- 月、月の兎
- 月光、月明かり
- 三日月
- 街宵
- 名月
- 良夜
- 十五夜
- 十六夜
- 十三夜
- 二十三夜
- 立待月
- 臥待月
- 更待月
- 宵闇
- 無月
- 雲月
秋の季語:地理
秋日和の地理にまつわる季語は、里の秋な言葉が多いです。
- 秋の水、水の秋
- 水澄む
- 秋の川
- 秋出水
- 秋の野
- 花野
- 秋の山
- 山よそおう
- 秋の田、稲田、早稲田
- 刈田
- ひつじ田
- 秋の海、秋の湖