風のない日中の陽気に春を実感できるようになってきました。目のかゆみやむずむずする鼻も春を知らせてきます。(軽めの花粉症のため)
日当たりがいい午後は暖房なしでもあったかいので、石油ストーブ用の灯油を買い足すかどうか迷うこけ子です。
自分の俳句勉強もかねて、春の季語まとめです。日々取り入れやすいものを抜粋しています。
俳句初心者にお勧め本
発売日: 2016年10月13日頃
著者/編集: 辻桃子・安部元気
出版社: 主婦の友社
発行形態: 単行本
ページ数: 528p
ISBNコード: 9784074184323
俳句初心者に鉄板の季語 春
春というのは2月4日付近の立春から、5月6日の立夏までをさします。季語特有の季節のずれって結構初心者泣かせですよね。春の中でも早春から晩春までの時候と天文・地理についてまとめます。
春の季語:時候
春の二十四節にまつわる季語
- 立春(2月4日ごろ)
- 雨水(立春後15日目)
- 魚氷に上る(2月14日から5日間)
- 啓蟄(3月6日ごろ)
- 春分(3月21日ごろ)
- 鷹化して鳩となる(3月16日から5日間)
- 清明(4月5日ごろ)
春の分け方にまつわる季語
春の始まりから終わりまで、二十四節季を軸に分けられているんですね。
- 春(立春から立夏まで)
- 初春(しょしゅんは立春から啓蟄まで)
- 寒明け(立春で30日間の感が明けること)
- 二月・如月(如月は2月末から3月末のこと)
- 彼岸(春分の日を中日とした前後3日間・ただの彼岸は春彼岸を挿す)
- 早春(2月いっぱいのこと)
- 三月・弥生(弥生は3月末から4月末のこと)
- 彼岸(春分の日を中日とした前後3日間・ただの彼岸は春彼岸を挿す)
- 仲春(春分から清明まで)
- 四月※卯月はもう夏※
- 八十八夜(5月2日か5月3日ごろ)
- 晩春(4月から立夏の前日まで)
春の度合いを感じる季語
春といえど寒さも残る、行きつ戻りつの季節感を表す季語。
- 春浅し(立春後の早春よりも短い間)
- 冴え返る(一旦あったかくなった後の寒さ)
- 春寒(立春後の寒さ)
- 春めく(寒さの中にある春の兆し)
春の暖かさや空の様子を季節感を表している季語。
- 木の芽時
- 暖か
- 麗らか・長閑(春のあたたかくてのんびりした)
- 春は曙・春暁(春の夜明け)
- 春昼(春ののんびりした日)
- 日永・遅日(春分を過ぎて日が長くなってきた)
- 春の夕・春の暮・春の夕暁(かすむような春の夕がた)
- 春の宵(春の夕と夜の間)
- 春の夜(おぼろな春の夜)
- 花時(花が咲きだす時期)
- 花冷え(桜のころに寒くなる様子)
- 花過ぎ(桜の終わるころ)
- 春深し・行く春・暮の春(春の盛りを過ぎる)
- 春暑し(春にしては暑い汗ばむ日)
- 春惜しむ(春の終わりを惜しむ)
- 夏近し
春の季語:天文
春の空模様は、明るくふんわり白っぽいイメージやおぼろに霞んだり滲んだような、しっとりした雰囲気が漂います。
- 春の日・春光(春の日差しや景色)
- 春の空(白っぽい晴れた空)
- 春の雲(ふんわりした雲)
- 東風・春風・春一番・春疾風(春先に吹く風・強い風)
- 春嵐(激しい風雨)
- 風光る(日差しの強さに風が光るよう)
- 春塵・霾(春の風に飛ぶ砂埃)
- 春の雪・雪の果て・春の霙・春の霰・春の霜
- 初雷(立春後に初めてなる雷)・春の雷(夏も近い春の終わりの雷)
- 春雨・春時雨
- 春の虹
- 花雲・鳥雲・春陰
- 霞・朧・陽炎(地理になると逃げ水)・蜃気楼
- 春の月・朧月・春の星(おぼろに柔らかい月や星)
春の季語:地理
春の地理にまつわる季語は、なんといっても雪解け、そして土と水。野山の芽吹きや、流れる河川や海の水に春の光にきらめきを感じます。
- 雪解け・凍て解け・氷解く・雪代
- 雪崩
- 流氷
- 雪間・斑雪(雪解けで土が見える)
- 木の根開く(樹木の周りが雪解けで土がでてくる)
- 笹起きる(雪解けで笹が起き上がる)
- 凍て返る(土や水などが氷ること冴え返るは空気)
- 春の野・春の園(芽吹き、花、鳥、蝶など春を感じる庭園や野原)
- 春の海・春潮・潮干潟(穏やかな海や浜辺)
- 春の波(海だけでなく川や湖の波のきらめき)
- 春の山・春の川・
- 春の水・水温む
- 春泥・春の土
俳句初心者にお勧め本
- 柏餅 かしわもち
- 粽とともに、五月五日の端午の節句菓子として知られる。新粉生地で餡を包み柏の葉でくるみ、蒸した菓子。柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないため、子孫繁栄の意味がある。