夏か冬で言ったら、夏のほうが苦手なこけ子です。
日が長いところは好きなのですが。わんぱく息子の朝五時起床に連日睡眠不足です。睡眠不足→体力の消耗→イライラの負のループから脱出できない。そして、明日も五時起きかもしれないと思うと、結局早く寝てしまいます。
明易(簡単に夜が明ける様子)という季語もある通り、午前4時付近でかなり空が明け白んできます。
寝室のカーテンを遮光1級に買い替えてみるこけ子でした。
俳句初心者にお勧め本
発売日: 2016年10月13日頃
著者/編集: 辻桃子・安部元気
出版社: 主婦の友社
発行形態: 単行本
ページ数: 528p
ISBNコード: 9784074184323
俳句初心者に鉄板の季語 夏
夏というのは5月6日付近の立夏から、8月8日の立秋の前日までをさします。陽暦の5月~7月を挿していて、初夏(5月初旬~6月初旬)・仲夏(6月初旬~7月初旬)・晩夏(7月初旬~8月初旬)の3つに分かれます。今回は夏の季語から時候と天文・地理についてまとめます。
夏の季語:時候
夏の二十四節にまつわる季語
- 立夏(5月6日頃)
- 小満(5月21日頃)
- 芒種(6月6日頃)
- 夏至(6月21日頃)
- 小暑(7月7日頃)
- 大暑(7月23日頃)
夏・月の呼び名にまつわる季語
- 卯月(陰暦の4月/陽暦の5月)
- 五月・聖母月
- 皐月・五月雨月・早苗月(陰暦の5月/陽暦の6月)
- 六月
- 水無月・常夏月・青水無月(陰暦の6月/陽暦の7月)
- 七月
夏の度合いを感じる季語
夏の暑さや空の様子を季節感を表している季語。
- 清和(清らかで温和な気候)
- 夏めく(春が終わり緑が濃くなる)
- 若夏(沖縄のうりずん)
- 苗代寒(田植えの前のころ梅雨の肌寒さ)
- 薄暑(初夏の少しだけ暑い気候)
- 田植え時(6月上旬ごろ)
- 麦の秋(麦の刈り取り機)
- 入梅
- 梅雨寒
- 半夏至(7月2日ごろ)
- 梅雨明け
- 盛夏
- 夏暁・夏の朝・夏の夜明け
- 炎昼・夏の昼・夏の午
- 夏の夕・夏の宵・夏の暮
- 夏の夜・夜半の夏
- 短夜
- 明易(簡単に夜が明ける様子)
- 白夜
- 土用(7月21日~立秋ごろ)
- 暑し
- 炎暑・酷暑
- 灼ける・熱砂・灼け岩・炎ゆる
- 熱帯夜
- 冷夏・冷害・夏寒し
- 涼し・朝涼し・夕涼し・晩涼し・庭涼し・鐘涼し
- 夏の果て・夏行く・夏の終わる・夏の別れ・夏惜しむ
- 夏深し・夏深む
- 夜の秋
- 秋近し・秋隣り・秋を待つ
夏の季語:天文
夏の空模様は、ギラギラの日差し、蒸すような湿気など表情の変化が激しいですね。
- 夏の日・夏日
- 夏の空・夏の天
- 夏の雲・夏雲・雲の峰・入道雲・積乱雲・雷雲
- 夏の月・月涼し
- 梅雨の月・梅雨月夜・梅雨月・梅雨の星
- 卯月雲
- 卯の花腐し・卯の花降し(卯の花を散らすようなうっとうしい雨)
- 筍流し・筍梅雨・芽花流し(生暖かい雨)
- 風薫る・薫風
- 青嵐・夏嵐・風青し(野山をかける強い風)
- 南風・黒南風・白南風
- 夏の雨・青時雨・半夏雨
- 雹
- 虹
- 走り梅雨・梅雨の走り・前梅雨・迎え梅雨・送り梅雨
- 梅雨・梅雨空・梅の雨・梅雨雲・青梅梅雨・梅雨じめり
- 五月雨・五月雨傘・五月雨髪
- 皐月闇・梅雨闇
- 梅雨晴れ・五月晴れ・五月空
- 空梅雨
- 梅雨の雷
- 旱(ひでり)旱畑・旱田・旱星・旱空・旱月・旱草
- 朝曇り
- 夕焼け・西日(夏の夕焼け)
- 炎天・油照り(じりじりと太陽が照り付ける)
- 日盛り
- 熱風・炎風・乾風
- 涼風
- 山背風(夏に吹く東北地方の東風)
- 雷・鳴神・遠雷・雷鳴(稲妻は秋)
- 日雷(雨が降らずになる雷)
- 喜雨(旱後の雨)
- 露涼し・夏の露
- 夕立・白雨・驟雨・スコール
- 雷雨
- 夏霧・海霧
- 雲海
- 御来迎(山頂で日の出を迎えること)
- 朝凪・夕凪
- 風死す
夏の季語:地理
夏の地理にまつわる季語は、農業稲作の日本の歴史から、田植え、そしてなんといっても海辺の煌めきを感じます。
- 夏野・夏野原・青野・卯月野・五月野
- 夏の山・夏山・夏嶺・青山河・青嶺
- 雪渓(高山に残る雪)
- お花畑(高山植物の咲くようす)
- 滴り・苔滴り・山滴り
- 泉
- 清水・山清水・草清水・石清水・苔清水
- 夏の川・夏川・五月川(五月雨で水が増える川)
- 出水・夏出水・水害・水禍
- 瀧・瀧壺・瀑・瀑布・瀧道・瀧しぶき
- 噴井(夏の水が噴き出す井戸)
- 夏の海・夏海・夏の波
- 夏の潮・青葉潮
- 卯波・卯月波・五月波(梅雨時のあれる波)
- 植田・早苗田・五月田(田植え後のまだ短い稲の水田)
- 青田・青田風・青田道(稲が育って水が見えないほどの水田)
- 田水沸く(水田も水が温まりぷくぷくするようす)
・俳句初心者にお勧め本
- 柏餅 かしわもち
- 粽とともに、五月五日の端午の節句菓子として知られる。新粉生地で餡を包み柏の葉でくるみ、蒸した菓子。柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないため、子孫繁栄の意味がある。