平安時代より続く季語の世界、日進月歩で新たな季語も増えていくという。一方でなじみの薄い季語や、ほとんど知らない行事も増えていく。これはもう、日本人の営みの叙事詩ですなあ。
まずは初心者でも取り入れやすい四季折々の季語を、「いちばんわかりやすい俳句歳時記」からご紹介していきます。
俳句初心者にお勧め本
発売日: 2016年10月13日頃
著者/編集: 辻桃子・安部元気
出版社: 主婦の友社
発行形態: 単行本
ページ数: 528p
ISBNコード: 9784074184323
俳句初心者でも文字を見ただけで思い浮かびやすい季語に絞っています。玄人っぽい季語って使うのに躊躇します。技術に自信がないとその季語を使う勇気がわかないといいますか。
新年の季語:人事
- お飾り系:門松・飾り・鏡餅・注連飾り(しめ飾り)
- たべもの系:屠蘇・雑煮・数の子・田作り・黒豆・結昆布・ちょろぎ
- あいさつ系:年賀・年賀状・初便り・初電話・初ごよみ
- しごと系:仕事始め・学校始め・初乗り・初飛行・初市・漁始め・鍬始め
- 行動系:初売り・初買・福袋・書初め・初笑い・初喧嘩・泣初め
- 縁起系:宝船・鏡開き・万歳・獅子舞
- あそび系:手毬・羽根つき・駒・福引・独楽(こま)・福笑い・すごろく・かるた・
おせちに入ってるものはほとんど新年の季語。●●初めはほとんど新年の季語です。
新年の季語:行事
- 神社仏閣系:初詣・初御籤・破魔矢・初大師・初観音・初天神・初不動・初地蔵
- 七草がゆ系:七種・七草粥・
- 小正月系:なまはげ・かまくら・餅花
- 松納・出初め・初場所
神社や仏閣のジャンルも初が付けばほとんど季語ですね。
俳句初心者にお勧め本
- 柏餅 かしわもち
- 粽とともに、五月五日の端午の節句菓子として知られる。新粉生地で餡を包み柏の葉でくるみ、蒸した菓子。柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないため、子孫繁栄の意味がある。