今まで日記は割と三日坊主のこけ子でございます。始めたばかりの2021年1日1句のまとめです。ずぶの素人が毎日一句をやるというブログですので、出来ばえはご容赦くださいまし。
毎日一句!子育て俳句の自分ルール
作句のルールはとりあえずユルくふたつ。
- なるべく、子どもといる日常を切り取ってつたえる
- 無理せずなじみのある季語を選ぶ
最近のInstagramでは育児カルタとかママカルタ・パパカルタとかで川柳っぽいネタがザックザックあるのです。そういったものだと、風刺や愚痴、悲喜こもごもなどネタ感が出てしまうので、それとは一線を画していこうという挑戦です。
毎日一句!子育て俳句集1月上旬の巻
元日や子とつくる菓子手土産に ― こけ子
年始に義実家へあいさつに行くときにお年賀とかどうしようか。と考えて、最近のブームはもっぱらキッチン戦隊クックルンの息子とお菓子作りをしました。おじいちゃんおばあちゃんにとっては唯一無二の手土産で嬉しそうでした。
年玉の内より袋めでる子ら ― こけ子1月2日
幼児のお年玉あるあるかなと思うのですが、キャラクターの絵柄などのついた袋が好きすぎて、肝心の中身を落としてるという。でも、あと少ししたら入ってる金額の重みとかに気づき始めてしまいますよね。それはそれで寂しいような。
昼下がり二人で温し寝正月 ― こけ子1月3日
新型コロナもあるけど、基本お正月はのんびりはのこけこです。子どもと昼寝するときってなんであんなにあったかいんでしょうね。
孫の御手ひいてひらがな筆はじめ ― こけ子1月4日
これも年始に義実家へあいさつに行った時の一コマです。おじいちゃんに筆を持つ手を支えてもらって書初めをやりました。最初は素直に任せてたのに、だんだん筆を進める手の主導権を握りだす息子でした。
三が日過ぎて心休まるる ― こけ子1月5日
みなさまのお正月休みはあるorない、長いor短いでいろいろ心持は違うと思いますが、保育園がなくて年末から1種間くらいたつと保育園のありがたみを実感します。うちは4日に仕事始めなので、ようやく保育園始まってホッとするという一句です。
松過ぎて現に戻りし郵便受け ― こけ子1月6日
松飾が取れると、さすがに年賀状の入ってくることも無くなって、浮かれ気分が急に現実に戻される気がします。特に子育て世代はきた年賀状をみて、友人の子の成長っぷりを見て驚いたりしてるので郵便受けをあける楽しさも終わりか―という一句です。
野に出でず七種集め店の先 ― こけ子1月7日
先人たちは新年の野にでて七草を集めたのでしょうけど、現代人のこけ子はスーパーの青果コーナーで1パックに詰まった七草をたやすく手に入れてしまうことよ。そして、息子は七草はもちろん、お粥のどろっと感が苦手なので食べてくれぬことよ。
橙をとってはのせて三方のうえ ― こけ子1月8日
鏡餅のうえの橙の飾りを息子がとっては、こけ子がのせるの無限ループになります。餅や鏡餅を使うと季語が2つになってしまうし…苦肉の策で三方(お供えをのせる台)を使ってみました。
千両の色いきいきと散歩道 ― こけ子1月9日
冬の散歩みちは、花や草も枯れて寂しげなのですが、民家の植え込みの中にある千両は実の赤さ、葉の濃い緑のコントラストとつやッとした質感がいきいきしています。冬枯れの景色の中でその場所だけ生命感あふれています。
見つけたと音より絵柄かるた取り ― こけ子1月10日
現在年少の息子と今年初めて歌留多遊びにチャレンジしました。さすがにひらがなは判別できないのですが、読み札に出てくる単語から絵札を探し当てては嬉しそうに札をとっています。
ぜんざいの椀に幸あり鏡開き ― こけ子1月11日
父が大のお雑煮好きのため、お餅の食べ方は雑煮に偏愛なこけ子の実家でした。たまに焼いて磯部餅くらいは出ていたかな。大人になって実家を出た今、鏡開きの餅はぜんざい!と決めています。理由は鏡餅のサイズが極小だからなのですが。
俳句初心者にお勧め本
- 柏餅 かしわもち
- 粽とともに、五月五日の端午の節句菓子として知られる。新粉生地で餡を包み柏の葉でくるみ、蒸した菓子。柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないため、子孫繁栄の意味がある。