2月は節分も過ぎて早春。雪も降るし、最低気温がマイナス5度の日もあったりで、春というか冬の底という日もあるのですが、三寒四温の言葉通りに寒い日の間に、春めいた暖かい日も混じるようになりました。
それにしてもバレンタイン前夜の2月13日の地震は怖かったですね。一週間たったけれど、貴重品のリュックを枕元に置いて、外に飛び出しても大丈夫な服装で眠っています。このまま酷い余震が来ませんように。。。
毎日一句!子育て俳句の自分ルール
- なるべく、子どもといる日常を切り取ってつたえる
- 無理せずなじみのある季語を選ぶ
最近のInstagramでは育児イラスト・育児漫画がたくさんあって、そのなかでも育児カルタとかママカルタ・パパカルタとか風刺や愚痴、育児あるあるなどのネタ感は控えめにしていこうという挑戦です。
毎日一句!子育て俳句集2月如月中旬の巻
春浅しくもった窓に落書きす ― スカガワこけ子2月10日
冬の気温が続きます。凍ったりもするので結露なら良い方ですね。
旗を指しオリンピックだ紀元節 ― スカガワこけ子2月11日
祝日の日の丸を指さして「オリンピックだ!」と叫ぶ息子でした。建国記念日は八文字、建国の日は六文字。難しかったので馴染みが薄い紀元節を使ってます。
猫柳なでるわが子に目を細め ― スカガワこけ子2月12日
まだまだ、花の便りは少ない2月。猫柳がふわふわとあったかそうに芽吹き始めました。「ねこやなぎ可愛いねえ」といって指でなでています。
オーブンをあふれる香りバレンタイン ― スカガワこけ子2月13日
バレンタインに向けてチョコ味のカップケーキを息子と手作りしました。14日にお菓子作りを予定していなくて本当に良かった。冷蔵庫の上に置いたオーブンレンジは地震で落下したけれど、壊れずに動いています。
子を抱え春の夜を耐えしのぶ ― スカガワこけ子2月16日
震度6の地震は息子にとって初めての経験で、かなりショックを受けたらしく夜は寝付けないようです。しかも、小さな余震が寝かしつけの途中に起きたりして余計に心配になるようです。
片付け自体は14日の午後には終わり、あれだけ落下したガス台やレンジ、炊飯器、テレビ、レコーダーは全部壊れず動いたけれど、心がうまく動かない日々です。
猫の子もおの子もはしゃぐ日の光― スカガワこけ子2月17日
猫の恋も春の季語です。独特の鳴き声が夜にするとどきりとしますね。その結果として生まれる猫の子も春の季語です。
白梅の花びら並べ銘々皿― スカガワこけ子2月18日
ぼんぼりだ梅のつぼみの明るさよ ― スカガワこけ子2月19日
梅かおる日向に猫背のびをする ― スカガワこけ子2月20日
NHKラジオの平日午前帯場案組「らじるラボ」の火曜日俳句コーナー「ラボ句会」むけの3句です。兼題(季語のお題)は梅です。いろいろ整理もつかず投句していないのですが。
万葉の時代に詠まれた『花』は梅のことだったとご存じですか。平安時代ぐらいから花といえば桜となったそうです。(高校時代に古文の先生が言っていた気がする)梅はまだ寒い中でも花開いて、春への希望を感じさせる花ですよね。
俳句初心者にお勧め本
- 柏餅 かしわもち
- 粽とともに、五月五日の端午の節句菓子として知られる。新粉生地で餡を包み柏の葉でくるみ、蒸した菓子。柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないため、子孫繁栄の意味がある。