福島は白河の関「奥の細道」の玄関口。須賀川は 江戸時の俳人相楽等躬 (さがらとうきゅう)が居を構え、邸宅に松尾芭蕉が約1週間ほど滞在して俳句を詠んだまち。
風流のはじめ館や結の辻、軒の栗など、あちらこちらに俳句と芭蕉の面影がみられます。
俳句というと、どうしても近寄りがたさや、かしこまった雰囲気で敬遠してしまう…
そんなあなたに紹介したいのがNHKのEテレで放送する『ワルイコあつまれ』の『稚語俳句』です。明るくて可笑しみのある俳句ばかり登場します。。きっと俳句に対する壁をなくしてくれますよ。
稚語俳句とは
稚語とは子どもが好んで使う言葉。兼題にあたるのが「稚語」で、季語については各々でチョイスします。五七五のなかに「稚語」・「季語」を織り交ぜて味わい深い句を作るのが「稚語俳句」です。
出演するのは松尾葉翔先生(草彅)と辻内京子先生と高柳克弘先生。司会進行と松尾葉先生へのツッコミを担当するのが香取慎吾さんです。
これまでの「稚語」を集めました
https://twitter.com/nhk_waruiko
- 「おしり」
- 「はなげ」
- 「おなら」
- 「パンツ」
- 「グミ」
- 「ぶっとばす」
- 「ぶりぶり」
- 「よっしゃぁ」
- 「バーリア」
- 「それな」
- 「鼻血ブー」
- 「草」
「稚語俳句」のコーナーがスタートしたのは2022年の5月。これまでの稚語を並べてみると、年長さんから低学年の男子がゲラゲラ笑いそうなフレーズが並びます。「それな」や「草」など若者言葉も少し見られます。
だれでも気楽に稚語俳句にチャレンジ
稚語の定義はわかったけど、稚語俳句ってどんなんだろう。百聞は一見に如かず。ここでは第一回のお題「おしり」の句を見てみましょう。
おしりあう おしあいへしあい 水しぶき 松尾葉翔先生
松尾葉翔作の俳句を先生方が添削すると見違えます!
噴水に おしあいへしあい おしりあい 辻内京子先生
おしりあい 水着になって おしあいて 高柳克弘先生
草彅剛さんが演じる松尾葉翔(まつおば しょう)さんの作風は見ていて「え?これを世の中に発表していいのか?」と胸がざわつくことでしょう。この時は夏ですが、松尾葉先生は季語も入ってなかったり、意味不明な時もある。「これが松尾葉流だからな」とひょうひょうと投句。先生方の添削で一気に洗練されるのも見所です。
稚語俳句を見るには
『ワルイコあつまれ』は新しい地図の三人、稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾と楽しく学ぶ教育バラエティ。NHK Eテレで毎週土曜日の午前10時15分~10時45分放送中です。「稚語俳句」のコーナーは毎回ではないので月に1回歩かないかといった感じ。
「人間国宝」や「うましゅう字」など、ほかのコーナーも楽しくて、世代を超えてためになるものが多いですよ。プロデューサーは鈴木おさむさんのためか、SMAP×SMAPを見ていた世代にはどことなく懐かしいです。
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