息子も入園式をどうにか終えて、絶賛慣らし保育中です。
子どもなりに新しい環境に気疲れもするのか、帰ってくると昼寝で爆睡しています。
InstagramやTwitterなどのSNSでも話題の場所「乙字ヶ滝」のライトアップに行ってきました。桜は散り際のはかない感じで残っていました。ランタンゾーンの手前には鯉のぼりも飾られています。
場所としては玉川村と須賀川市にまたがるような場所に位置しています。松尾芭蕉も訪れており、俳句に読んだスポットです。句碑が滝見不動尊御堂横にあります。
五月雨の 滝降りうづむ 水かさ哉 ―
芭蕉 元禄二年
芭蕉が訪ねた往時から阿武隈川の水かさが増した様子が印象的な滝なのですね。落差は控えめなので滝と言う響きが持つイメージからするとおやっ?と思うかも知れませんが、乙字ヶ滝は形が乙なんです。
日本の滝100選にも選定されています。その名の由来には「増水時の流れの形」説と「側面から見た断層の形」説があります。
http://www.vill.tamakawa.fukushima.jp/outline/seeing-02.php
春は桜が見事で、散策を楽しむ人で賑わいます。
「乙字ヶ滝」にはもちろん俳句ポストもあります。こけ子がまとめた須賀川市内の各所にある俳句ポストのマイマップはこちら↓
毎日一句!子育て俳句の自分ルール
- なるべく、子どもといる日常を切り取ってつたえる
- 無理せずなじみのある季語を選ぶ
最近のInstagramでは育児イラスト・育児漫画がたくさんあって、そのなかでも育児カルタとかママカルタ・パパカルタとか風刺や愚痴、育児あるあるなどのネタ感は控えめにしていこうという挑戦です。
毎日一句!子育て俳句集4月中旬の巻
おめでとうコサージュ胸に椿かな
― スカガワこけ子4月11日
わんぱく息子は入園式。椿の形は丸く整って、しかも花まるごと地面に落ちていたりして、コサージュみたいだなといつも思います。
花吹雪追いかけっこの軌跡かな
― スカガワこけ子4月12日
今年の桜は開花から満開まで、駆け足でした。花吹雪のつもった花びらをまき散らす勢いの息子の走りです。
フキノトウ覗くまなこ不思議そう
― スカガワこけ子4月13日
フキノトウって花なんですよね。ふかふかしていて、しげしげ見るほど不思議な形です。ちなみに秋田県の県の花はフキノトウ。
笑ってぐるごろけろ蛙のうがい
― スカガワこけ子4月14日
生活習慣を子どもに教えるって、嗚呼なんと、地道で時に不毛なのでしょうか。歯ブラシのときにいつも言う「カエルのうがい」しての句です。
ぶらんこやもう押さなくていいと言う
― スカガワこけ子4月15日
最初は膝にのせて一緒に漕いでいたブランコ。少し前までは背中を押しつつ落ちないように見張っていたブランコ。一人で乗れるようで「もう押さなくていいよ」といわれました。成長したのう。
よういドンはじける寸前チューリップ
― スカガワこけ子4月16日
花として咲くときポンッと開く印象なんですけど、つぼみの時は薄緑に覆われて何色になるのかもわからないし、すこしシャープな形でチューリップのつぼみが好きなこけ子です。
春愁や雨音たたくガラス窓
― スカガワこけ子4月17日
須賀川に来てから風強いなあと感じる日多くなった気がします。地形の関係でしょうか。
明日を見る菜の花すっく伸びにけり
― スカガワこけ子4月18日
菜の花の良さは、黄緑の茎のしっかりした感じと、ぱあっと明るくなる花の黄色が元気なビタミンカラーですよね。希望や未来を感じる花です。
わらわらと園児の頭菜の花か
― スカガワこけ子4月19日
実際にらじるラボでも、新一年生の帽子と連想される句もたくさんありました。
菜の花や小鉢の中に野が来る
― スカガワこけ子4月20日
ラボ句会の兼題は菜の花です。あぜ道にびっしりと黄色と黄緑の明るいカラーが目に飛び込んで栗時期ですよね。はつらつさや軽やかを感じる花、そして食べておいしく、油もとれる。栄養とエネルギーを感じる菜の花です。